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導入事例

自動精算機の導入で会計時間が半分に!
福山循環器病院の自動精算機CP-B精算システム活用術
備後地域で心筋梗塞、大動脈解離などさまざまな心臓手術を専門に行っている、福山循環器病院。2年程前から自動精算機の導入を検討し、数社から資料を取り寄せていました。その中からシチズン・システムズの自動精算機CP-B精算システムを選ばれた理由を、事務部主任の坂本龍弥さんに伺いました。
  
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備後地域で心筋梗塞、大動脈解離などさまざまな心臓手術を専門に行っている、福山循環器病院。2年程前から自動精算機の導入を検討し、数社から資料を取り寄せていました。その中からシチズン・システムズの自動精算機CP-B精算システムを選ばれた理由を、事務部主任の坂本龍弥さんに伺いました。

1人当たり2分強かかっていた作業が1分に短縮

2025年5月に自動精算機CP-B精算システム(以下、自動精算機)を導入した福山循環器病院。導入のきっかけは、医師の働き方改革でした。

坂本さん「医師の働き方改革が施行され、当院では外来の午後診察を廃止し午前診察のみになりました。それによって一度に来られる患者数が増えて受付が過密になり、事務スタッフの負担が大きくなってしまったんです。少しでも作業量を減らすために、自動精算機の導入に踏み切りました」
自動精算機を導入し、患者1人当たりにかかる会計時間はなんと半分になったそうです。

「今までは金額を入力し、レジを打ち、お金のやりとりをして次の予約を案内するまでに患者さん1人当たりに2分強かかっていました。それが自動精算機を導入してからは1分程に短縮されたんです。会計業務に1日4時間かかっていたのが2時間で終わるようになりました。まさか半分になるなんて……想像以上にスタッフの負担が軽減されましたね。たくさんあった印刷物も予約票と処方せんだけになり、自然とコストも下がりました」と現状を教えてくれました。

導入の一番の決め手は高いコストパフォーマンス

坂本さん「大手メーカーの自動精算機はしっかりしていて、機能も充実しています。ただ、その分値段も高く……。1日当たりの患者数が110人程の当院で使用するには、費用対効果がよくないと判断しました。
その点でシチズン・システムズの自動精算機は仕様が当院の規模にちょうどよかったんです。電子カルテとの連動も可能で、何よりもコスト面で非常に優れていました。
もともとクリニックや薬局向けに開発された製品と伺っていますが、中小規模の病院においても十分に対応可能な仕様だと感じています」

「また、印刷方法が変わったこともコスト軽減につながりました。熱を当てて印字するサーマル紙を使うようになったことで、今までかかっていたインク代やドラム代がかからなくなったんです。印刷にかかる備品代は年間17万円から10万円程まで減る予定です。初期費用も維持費も、コストパフォーマンスが高いのが魅力ですね」と教えてくれました。

会計ミスのストレスがなくなりスタッフにゆとりが誕生

「数ある事務作業の中でも、患者さんとのお金のやり取りは特にプレッシャーを感じるもの。自動精算機を導入したことで絶対に間違えてはいけないという心理的ストレスがなくなり、スタッフの心にゆとりが生まれました」と坂本さんは自動精算機がもたらした変化を語ります。

「当院は心臓病が専門のため、患者さんの8割が60歳以上と年齢層が高いのが特徴です。高齢の方が多く、自動精算機を使うのが初めてという方も大勢いらっしゃいます。導入してまだ日が浅いこともあり、操作方法を聞かれることも多いですが、『お金を間違えるストレスに比べたら操作方法を教えることは全然苦ではない』とスタッフはみんな口をそろえて言っています。若い方や日常的にスーパーで自動精算機を使っている主婦の方は操作がとてもスムーズで、スタッフ、患者さんともに時間短縮になっているのを実感しています」

現場に足を運びユーザーの要望を反映する手厚いサポート

坂本さんが声を大にしておっしゃったのが「現場に足を運んでユーザーの声を取り入れてくれる」ことでした。
「事務局では多くのメーカーと日々やりとりを行っていますが、中にはメールや電話で要件を済ませてしまって、最後に顔を合わせたのがいつかわからない会社もあるんです。こちらの自動精算機に関しては、疑問点や要望にもきちんと耳を傾けて対応、改善してくれるので、とても助かっています」とのお言葉をいただきました。

また、デザイン性の高さにも満足されているようです。
「数社の自動精算機を見せてもらいましたが、本製品はサイズ感が非常にコンパクトで、限られたスペースにも圧迫感なく設置できます。当院のようにスペースに制約のある環境には、まさに適していると思います。また、ホテルや映画館向けの機器も手がけるシチズン・システムズ社ならではのスタイリッシュなデザイン性は、他社製品と比較して際立っていると感じました」と語られました。

外来と入院で切り替えられるとより便利に 

各種キャッシュレス決算に対応している自動精算機ですが、福山循環器病院では現金のみの設定にしているそうです。その理由をたずねると「外来と入院で支払方法が異なる」からだと教えてくれました。

坂本さん「外来は現金のみ、入院は現金とクレジットカードで対応しているのですが、自動精算機でカードを使えるように設定すると外来でもカードで支払いができるようになってしまうんです。そのため現在は現金の患者さんには自動精算機で、カードの患者さんには窓口で支払いをしてもらっています。
今後、外来と入院で別の支払方法の設定ができるようになると、とてもありがたいですね」と弊社への今後の期待を込めてご意見をいただきました。

「スタッフ一人分の働きをしてくれている」と自動精算機の導入に満足している福山循環器病院。これからも地域の頼れる救急対応病院として、治療、事務処理ともにスピーディーな対応で患者さんを支えていくことでしょう。

取材・文 尾西美菜子

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